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福岡を素敵な場所にする日記

東京から福岡に転勤になった読書好きの不動産屋です

『空白を満たしなさい』と住まい

文学×住まい

  平野啓一郎『空白を満たしなさい』を読んでいる。何年か前に死んだ人が生き返る現象が起こっていて、妻子あるサラリーマンである主人公も3年前に転落死したものの生き返ったその一人である、といった話である。

 

 死んだと思っていた人が生き返ったことで、周りは喜ぶというより戸惑いを隠せない。その人がいない「穴」を埋めるのに必死であったからである。特に主人公の死因は転落死の為、周りからは自殺したと思われている。しかし本人は自殺したとは思っておらず、記憶を辿ろうとしていた。まだ上巻しか読んでないが、とても面白い。

 

その中で、不動産屋として興味深いシーンがあった。主人公は生前にマンション購入をしていたが、主人公の死によって団体信用生命保険が降りローンが完済された。それが遺された妻子の支えになったのだが、主人公は生き返って戻ってきてしまった。

 

生き返ったら団体信用生命保険はどうなるのだろう?返さなければいけない?そのままでいい?